ゆずりは

コラム 葬儀事前相談 横浜

2024/12/09

世代を超えて繋ぐ想い—映画『ゆずりは』から学んだこと

昨年、映画『ゆずりは』を観て深く心を打たれました。新谷亜貴子さんの原作小説『ゆずりは』では、葬儀社で長年働き、「心が死んでしまった」と感じているベテラン社員が、新入社員との交流を通じて心を取り戻していく物語が描かれています。特に、劇中に登場する「楪(ゆずりは)」の木に込められた世代交代の象徴には、自分が果たすべき役割について考えさせられました。楪の木は若葉が芽吹くと古い葉が譲るように落ち、命の受け継ぎを象徴する縁起物とされています。

この映画を観た数ヶ月後、義父が逝去し、私たち家族は実際に葬儀という場で「命のバトン」を感じる瞬間を迎えました。喪主である主人は、義父の生き様や家族の大切さを参列者に語り、葬儀後には「親が亡くなると次は自分の番だな…」と寂しげに呟きました。身近な人の死に触れるたび、命の尊さと「生きる」ということの意義について考えずにはいられません。

仕事を通じて次の世代に繋ぐ「人の成長」

葬儀だけでなく、職場でもまた世代を繋ぐ大切な役割があります。人が人を成長させていくことが、組織の未来を支える最も重要な要素です。私もこれまで様々な上司、同僚、部下と接し、多くを学んできました。仕事の中で「できない人をどう育てるか?」を考え、共に学び成長することが、教育の本質であると感じます。上司から「部下は自分を映す鏡だ」と教えられたこともありますが、自分の指導に問題がないかを考え、相手の得意を伸ばしながら共に歩んでいくことが重要だと思います。

楪の木のように次の世代へ

弊社セレモニーサポート・オンリーワン協同組合の社員は個性豊かな人々が揃っていますが、葬儀に対する姿勢と仲間意識はとても強く、義父の葬儀でも素晴らしいサポートを提供してくれました。私たちは葬儀を通じて次の世代まで人と人を繋ぎ、楪の木のようにいつの日か「次は頼むね」と安心してバトンを渡せる会社を目指しています。今この瞬間を大切にし、未来に繋がるような仕事を続けていきたいと思います。

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