「お別れ」について
お花を手向ける“最後のお別れ”が生む温かなひととき
約6万年前の人類の墓から花の花粉が発見されたという説があります。これが「故人とともに花を手向けた最古の葬儀の証拠ではないか」と言われているのです。資料が乏しいため真偽のほどは不明ですが、そんな話を聞くと人間が本能的に“花を手向ける”行為をしていたのではないかと思えてなりません。ロマンあふれる物語を感じさせるこのエピソードは、現代のお葬式にも通じる部分があるように感じます。
現在、多くの葬儀では出棺前の「お別れの儀式」が行われます。棺のふたが開けられ、家族や親しい方々が故人のまわりにお花を手向けるという場面を見たことがある方も多いでしょう。このお別れの時間は、仏教やキリスト教、神道といった宗教の枠を超えた自然な儀式として、多くの人に受け入れられています。6万年前の人類と同じように、現代の人々も無意識に故人へ花を手向ける行為を行っているのかもしれません。
オンリーワンのお別れの工夫
セレモニーサポート・オンリーワンでは、最後のお別れの時間をとても大切にしています。単なる花を手向けるだけの時間ではなく、ご家族の想いがしっかり伝わるような工夫を大切にしています。
例えば、お手紙や色紙を一緒に入れたり、故人の好きだった食べ物を入れることもあります。あるご家族では、入院中にお酒を止められていたお父様のため、家族みんなで工夫をしました。用意したお酒を綿に染み込ませて、お父様の唇にそっとあてがったのです。「退院したら、また家でお酒を飲むんだ」と楽しみにしていたお父様を思いながら、ご家族が涙ぐんでいた姿は、心に残る感動的な光景だったそうです。
もちろん、火葬場には「入れてはいけないもの」が規定されていますが、その範囲内で故人の想いを最大限に叶えるのが、オンリーワンの考え方です。
後悔のないお別れの時間を
最後の対面は、生涯に一度だけのかけがえのない時間です。その時が終われば、もう二度と故人に直接語りかける機会は訪れません。だからこそ、「もっとこうしておけば良かった」と後悔が残らないお葬式にしたいと誰もが思うものです。
セレモニーサポート・オンリーワンでは、ご家族が自由に思いを伝える時間をしっかりと確保し、葬儀の時間配分にも配慮しています。お別れの時間は、ご家族の希望を第一に考え、できる限り「自由なお別れ」ができるよう全力でサポートいたします。
心からの感謝や想いを表現できる、温かいお別れの時間を過ごしていただけるよう、オンリーワンは一つ一つの瞬間を大切にしています。