海洋散骨
春といえば新たなスタート。春だ・海だ・散骨だ!
今回のテーマは「海洋散骨」でございます。
「亡くなったらお墓に入る」…その固定観念が変わりつつあります
かつては「お葬式のあと、お墓に納骨するのが当たり前」と考えられていましたが、近年では「お墓に納めない」という選択肢も増えてきました。
その中でも注目されているのが**「散骨」**です。海や自然を愛した故人が生前から希望するケースも多く、少子高齢化やお墓の維持費の負担軽減といった理由からも選ばれるようになっています。
海洋散骨とは?
「海に故人の遺灰や遺骨を還す」納骨方法です。
お墓のように管理が不要なため、墓守の負担がないのがメリットです。また、海が好きだった故人の想いを叶えるという理由で選ばれることも多いです。
とはいえ、すべての遺骨を散骨してしまうと供養の場がなくなるため、**一部の遺骨を手元に残して小さな骨壺やペンダントに納める「手元供養」**をされる方もいらっしゃいます。
ある喪主様は**「海は世界中が繋がっているから、どの海もお墓になる」**とおっしゃっていましたが、なんとも壮大な考え方ですよね。
海洋散骨の手順とポイント
散骨といっても、そのままの遺骨を撒くことはできません。
- 粉骨(ふんこつ)
遺骨を粉末状に粉砕する作業です。これは、遺骨の形を残さないための必須の手続きです。 - 水溶性の紙に包む
水に溶ける紙で包むことで、自然の一部として還すことができます。 - 散骨する
クルーザーで海へ向かい、粉骨した遺骨を海へ還します。花びらを撒く方も多く、海の上に花が広がる光景はとても美しいものです。
散骨のルールは?
2021年現在、散骨は合法とされていますが、自治体や地域の独自ルールがある場合もあります。例えば、海水浴場の近くや港付近では散骨できないケースがあるため、散骨の専門業者に依頼するのが安心です。
気になる費用は?
気になる費用については、プランによって大きく異なります。
- 貸切クルーザープラン:15万円~30万円
ご家族だけでクルーザーを貸し切り、プライベートな雰囲気の中で散骨が行えます。 - 合同クルーザープラン:10万円~15万円
他のご家族と一緒にクルーザーに乗船し、複数家族で散骨を行うプランです。 - 代理散骨プラン:5万円~8万円
散骨を業者におまかせするプランです。ご家族が立ち会わず、業者が代理で散骨を行うため、コストを抑えられます。
どのプランも粉骨や引き取りの手続きが含まれている場合が多いですが、業者によっては追加費用が発生することもあるので、契約前にしっかりと見積もりを確認することが大切です。
散骨も新しい供養の形として定着しつつあります
少子高齢化が進む今、お墓の管理が難しいという理由から散骨を選ぶ人が増加しています。海洋散骨は、「自然に還りたい」という故人の想いを実現できる供養方法として注目されています。
オンリーワンでは、海洋散骨のご相談を無料で承っております。他にも樹木葬や宇宙葬など、さまざまな選択肢についてのご相談が可能です。
「散骨ってどうすればいいの?」「費用はどれくらいかかるの?」といったご質問にも丁寧にお答えいたしますので、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。