そろそろ暖かく
コロナ禍で変わる葬儀のかたち—家族の想いに寄り添う送り方
5月に入り、穏やかな暖かさを感じる季節となりました。
コロナ禍以降、葬儀のかたちも大きく変化しています。
かつての「家族葬」といえば、家族や親族、故人と関わりの深い方々が参列するお葬式というイメージが強かったかもしれません。ところが、現在の家族葬は、血縁の近い家族のみ、数人だけで行うお葬式が主流となりつつあります。
この変化は、コロナ禍での感染リスク回避が大きな要因です。
葬儀のかたちは主に3つのタイプに分かれます。
- 直葬
- 1日葬
- 2日葬
1. 直葬(火葬式)
直葬は、葬儀式を行わず、火葬のみを行う葬送のかたちです。通夜も告別式も行わないため、費用を抑えることができ、最近ではこの直葬の割合が増加しています。
こんな方に選ばれています
- 「親しい家族だけで静かに見送りたい」
- 「無宗教のため宗教的な儀式は不要」
- 「とにかく費用を抑えたい」
直葬の特徴
- 通夜や告別式は行わず、火葬場に直接向かうスタイル。
- 費用が最も安価な葬儀形態の一つ。
2. 1日葬
1日葬は、通夜を省略し、告別式のみを行うお葬式です。忙しい現代のライフスタイルにも合った形として、この1日葬を選ぶ方も増加しています。
こんな方に選ばれています
- 「1日で全てを終わらせたい」
- 「参列者の負担を減らしたい」
- 「家族や親しい人たちだけでお別れをしたい」
1日葬の特徴
- 通夜を行わず、告別式から火葬までを1日で行うスタイル。
- 家族の負担が軽く、仕事の都合がつきやすいため、忙しい世代の方々にも支持されています。
3. 2日葬(従来の一般的な葬儀)
2日葬は、従来の「通夜」と「葬儀・告別式」を2日間にわたって行う形式です。故人と関わりのあった人が多い場合や、しっかりとお別れの時間を取りたいと考える方に選ばれています。
こんな方に選ばれています
- 「多くの方にお別れの場を設けたい」
- 「しっかりとしたお見送りの時間を確保したい」
- 「お付き合いが広かった故人のために、参列者も多くなる見込みがある」
2日葬の特徴
- 通夜と葬儀を分けて2日間かけて行うスタイル。
- 参列者が多い場合や、関わりのあった人全員が参列できる場を作るために選ばれることが多いです。
どの形が正解なのか?
「どの送り方が正しいのか?」と悩む方も多いかと思いますが、どの送り方にも正解も不正解もありません。
- 家族がどう送りたいか
- 故人がどんなお見送りを望んでいたか
これが大切なポイントです。
葬儀はご家族の価値観や考え方によって異なるものです。どんなに小さな希望でも、ぜひ私たちにご相談ください。
葬儀のかたちは変わっても「想いを形にする」という本質は変わりません。
葬送の歴史が教える“送る想い”
実は、「人を送る」文化は文明が栄える前から存在していました。
- 古代では、花を添える風習がありました。
- 亡くなった方の魂を鎮め、次の世界へ送り出すための行為だったとされています。
現代でも、花を供える風習が残っているのはこの名残です。
どんな形であれ、「大切な人を送り出す気持ち」はいつの時代も変わりません。
ご相談はお気軽にどうぞ
当社では、事前相談も随時受け付けております。葬儀のかたちは多様化していますが、「どうしたらよいかわからない」と悩むことも多いかと思います。
事前の相談は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
- 「直葬がいいか、1日葬がいいか悩んでいる」
- 「家族だけで送りたいが、どうすればいい?」
- 「費用がどれくらいかかるか知りたい」
どんなご相談でも構いません。私たちが寄り添いながら一緒に考えていきます。