2025/06/09

2021年6月、セレモニーサポート・オンリーワン協同組合の新たな式場である「とつか葬斎館」がオープンしました。

会館は和モダンなデザインを取り入れ、心安らぐ雰囲気を大切にしております。「桜の間」、「ゆずり葉の間」、「きんもくせいの間」と名付けられた各ホールには、それぞれの植物が持つ深い意味と想いが込められています。

「桜の間」（30～50名向け）
ご家族やご親族を中心に、大切な故人様との最後のお別れの場となる空間です。桜は日本人にとって特別な花であり、その一瞬の美しさと潔い散り際は、人生の儚さと重なります。
つぼみから満開、そして散りゆくまでの一連の流れは、まさに人の生き様そのものかもしれません。限られた時間の中で生きる尊さを感じさせる花「桜」に思いを重ね、人生の幕引きを静かに見届ける場を表現しています。

「ゆずり葉の間」（ご家族と故人が一緒に過ごす特別な空間）
この部屋では、ご家族が故人様とゆっくりと最後の時間を過ごせる空間をご用意しております。「ゆずり葉」は、新しい若葉が出た後に、前年の葉が静かに落ちる様子から、親が子へ、命が代々受け継がれていく象徴とされ、縁起物としても知られています。
人の死は、ただの終わりではなく、新たな未来へのバトンの引き継ぎの瞬間でもあります。家族や親しい人々が、次の世代へ「想い」を繋ぐお別れの時間をゆっくりと過ごしていただければと思います。

「きんもくせいの間」（会食・お別れ会の場）
甘い香りと鮮やかなオレンジ色の花で、秋の訪れを感じさせる「キンモクセイ」。花の姿は控えめながらも、あたり一面に香りを漂わせるその様子から、「謙虚」や「気高い人」という花言葉が生まれました。
こちらの**「きんもくせいの間」では、故人様を偲びながらご家族や親しい方々と食事を共にする**ことができます。語り合いながら思い出を共有し、心の整理をつける場でもあります。その香りが記憶を呼び覚ますように、語り合いの中で故人との思い出が蘇ることでしょう。

とつか葬斎館の願い
「とつか葬斎館」では、家族の想いを大切にし、最後の時間を大切に過ごしていただける空間をご用意しております。家族と故人が共に過ごす時間を、桜のはかなさ、ゆずり葉の受け継ぐ想い、きんもくせいの香りに込めた気持ちとともに感じていただければ幸いです。

事前相談や式場見学も随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。