「三途の川って何時渡るの?」
三途の川とは、此岸(この世)と彼岸(あの世)を分かつ境界の川。
一般的には、亡くなった方が渡る川といわれています。この川を渡るためには、六文銭という渡し賃が必要とされ、川には案内人として奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)という老夫婦がいると伝えられています。
三途の川を渡るプロセス
- 奪衣婆が死者の着ている衣服を預かります。
- その衣服を懸衣翁に渡し、懸衣翁が衣服を**衣領樹(えりょうじゅ)**という樹の枝にかけて、生前の罪を計るとされています。
- 枝の垂れ下がり具合により、死者が渡る川の道が決まります。
三つの川の渡り方
① 強深瀬(ごうしんせ)
枝が大きく垂れ下がった場合、濁流が腰まであり、大蛇がいる下流を、鬼に矢で射られながら渡らなければなりません。
② 山水瀬(さんすいせ)
枝が少し垂れ下がった場合、上流の浅瀬を歩いて渡ります。
③ 舟渡し
枝が垂れ下がらなかった場合、舟に乗ってゆっくりと渡ることができます。
三途の川を渡るタイミングは初七日
初七日、遺族が心を込めて手を合わせることで、故人の着ている衣服が軽くなると言われています。遺族の祈りが、故人の旅路を助ける力となるのです。
セレモニーサポート・オンリーワンでは、中央葬斎館、かなざわ葬斎館、とつか葬斎館、鶴見葬斎館の各式場で、心を込めて皆様のご葬儀をサポートいたします。
信じるか信じないかはあなた次第。
しかし、手を合わせることが故人への想いを伝える大切な行為であることは間違いありません。