葬儀の豆知識

2025/10/05

通夜に数珠は必要?

仏教では、人には108の煩悩があると言われています。この煩悩とは、人が生きている間に感じる苦しみの原因とされるものです。数珠は108の珠がつながっており、煩悩を払う役目があるとされています。また、数珠を手にすることで仏の世界と現世を結ぶ懸け橋ができ、持つことで仏様や亡くなられた方を敬うことにつながるとされています。そのため、参列者が通夜に数珠を持参する習慣ができたのです。

本式数珠と略式数珠

最近では、通夜に持参するのは略式数珠が一般的です。略式数珠にも男性用女性用があるので、用途に合わせて選びましょう。

  • 男性用:大きな珠で、黒系の色が主流。
  • 女性用:小さな珠で、ピンクや白など淡い色が中心。

数珠の正しい持ち方

数珠を正しく持つこともマナーの一つです。以下を参考にしてみてください。

  • 使わないとき:左手で持つ。
  • 座っているとき:房を下にし、輪を持つ。左手首に輪を通すこともあります。
  • 合掌するとき
    • 左手首に輪を通し、そのまま合掌。
    • 左手の親指と中指の間にかけて合掌。
    • 両手の親指以外の指を輪に入れて合掌。

数珠を使わないときは、基本的に左手で持つのがマナーです。特に決まった形式がない場合でも、丁寧な所作を心掛けることが大切です。

次回はエンディングノートについてお話しします。どうぞお楽しみに。

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