「思い切って来ると、だいたい きてよかったーってなる。」
先日、母が入院したと兄から連絡がありました。しばらく連絡がつかなかったので気が気でなかったのですが、しばらくしてから虚血性大腸炎で一週間ほどの入院で治ると聞き、ひとまず安心しました。
私の父は昔から「俺もいつ死ぬかわからんぞ」とよく言う人だったので、そんないつ起こるか分からないことを考えても仕方がないと思ってましたが、母が死ぬかもしれないと思ったとき、少し前に母にきついことを言ってしまったことを後悔している自分がいました。
そのことについて後日、「この間言ったことは気にしなくていいよ。元気でいてくれたらそれでいい。」と伝えましたが、母は自分が情けないと落ち込んでいる様子でした。
鹿児島に住んでいる両親や祖母には関東に来てから3年ほど会っていません。いつでも会えると思って、結局コロナウイルスの蔓延や、何かのついでに帰ろうといろんな理由をつけて帰らずにいました。最近では、テレビ電話を使えば顔を見て話すことができたので、あまり会っていないことが気にならなりませんでしたが、やはり会ってしか伝えられないものもあるのだと思います。
コロナになる以前、祖母が交通事故の後遺症で認知症が進行し始め、私のことも分からなくなってしまったとき。何かの刺激になったり、昔のことを思い出してもらえればと思い、会えた時には祖母を抱きしめるようにしていました。思い出してくれたかはわかりませんが、何かが伝わっていることは感じることができました。父や母にとっては親子だから恥ずかしくてできないことだからこそ、私でないとできないことをしてあげたいと思ったのです。
そういうことも実家に帰らずやらなくなってしまい、そうこうしているうちに、祖母は容態が悪くなり入院、食事も点滴になり誰とも会うことができなくなりました。
テレビで、キャンプに来た女性が「思い切って来ると、だいたい きてよかったーってなる。」と言っているCMがありました。自分にとって本当に大事な人のことほど、いつも後回しにしがちになったり、大事なことほど、少し面倒に感じることがあったりします。でもきっと、やってみたら、やってよかった。ってなるんです。
オンリーワンに事前にご相談に来られる方もよく、「ずっと考えてはいたんだけど、今日思い切って来てよかった。」とおっしゃいます。どんな方にもそう思ってもらえるようにという気持ちで、オンリーワンはご相談に乗らせて頂いていますので、ぜひ気軽にお立ち寄りただければと思います。
わたしもすぐに父や母に会いに行こうと思います。
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