成年後見制度 後編
2025/06/25
法定後見の3つの類型「後見・保佐・補助」について 今回は、前回に続き、「後見・保佐・補助」の詳細をお伝えします。これらは、本人の判断能力の程度によって支援の内容が異なる制度で、成年後見制度の一環として位置づけられています。 ■ 後見の対象となる方 対象者: 日常の買い物が全くできないなど、判断能力がほぼない方 後見人の役割 財産管理や法律行為の代理 取消権の行使(被後見人が行った法律行為を取り消す […]
6月(水無月)
2025/06/23
6月は「水無月」—その名前の由来とお供え物 6月は旧暦で「水無月」と呼ばれますが、梅雨の時期にもかかわらず「水が無い月」とは不思議ですよね。気になって調べてみると、諸説ある中で特に有力なのが、「田畑に水を入れる月」という意味から『水無月』と名付けられたという説です。日本語の奥深さを感じる瞬間です。 この季節におすすめのお仏壇のお供え物として、和菓子の「水無月」をご紹介します。京都発祥の「水無月」は […]
時代を映す鏡
2025/06/21
今年もあっという間にもうすぐ7月です。 7月といえば、七夕やお盆に加え、昔は、平塚市の七夕祭りに行き、屋台の焼きそばを楽しみにしていたものです。 さて、葬儀業界にも変化の波が訪れています。ここ数年で葬儀の小規模化が急速に進んでいます。実はこの流れは、コロナウイルスが流行する前から始まっていましたが、感染拡大を機にさらに加速しました。 かつての家族葬は、家族や親戚が集まり、ある程度の規模で行うもので […]
行旅死亡人の事例
2025/06/19
これから「超高齢化社会」や「重老齢化」がさらに加速していきます。 今一度、ご自身の「息子・娘・兄弟」「お爺ちゃん」「お婆ちゃん」「おじさん」「おばさん」のことを思い返し、声をかけてみてはいかがでしょうか。特に疎遠になっている方がいるなら、なおさらのこと。電話一本で不安が安心に変わるかもしれません。 今回は、特殊な事例があったので、共有させていただきます。 先日、都内の路上で倒れている方が救助され、 […]
遺言書について
2025/06/17
葬儀後の手続きでよくある「遺言書」の種類とポイント 葬儀が終わった後も、相続手続きや遺言書の有無の確認など、対応しなければならない事は多くあります。特に**「遺言書」**は、内容や作成方法によっては相続トラブルの原因となることもあります。 今回は、遺言書の種類や費用について解説します。 遺言書の種類と特徴 ①公正証書遺言 最も確実な方法と言われており、公証役場で公証人が作成する遺言書です。2名以上 […]
葬儀そのあとに
2025/06/15
大切な人を見送った後に必要な手続きについて 大切な人を亡くした後、葬儀が終わってもすぐに気持ちを切り替えられる人は少ないでしょう。「悲しみは時間が解決する」と言われるものの、簡単に割り切れるものではありません。 しかし、気持ちが落ち着かない中でも進めなければならない手続きがいくつかあります。特に期限がある手続きは早めに進めておく必要があります。 例えば、「年金受給停止」や「介護保険資格喪失届」、「 […]
葬儀のトラブル
2025/06/13
菩提寺とのトラブルを防ぐために知っておきたいこと ここ数年、菩提寺(お付き合いのあるお寺)とのトラブルについてご相談をいただくケースが増えています。 「連絡をせずに葬儀を済ませたら、納骨を断られた」 「住職から戒名やお葬式のやり直しを言い渡された」 このようなトラブルの多くは、事前の連絡不足が原因となっています。 なぜ菩提寺への連絡が必要なのか? ご家族が亡くなられた際、まず最初に菩提寺へ連絡を入 […]
わたしのおばあちゃん
2025/06/11
おばあちゃんの存在と思い出が教えてくれた「備える大切さ」 セレモニーサポート・オンリーワンの総務兼経理を担当している事務員です。今年で36歳になります。嬉しいような、ちょっと寂しいような気持ちもありますが、今は「年齢より健康第一!」と心に決めて日々過ごしています。 今回は、大好きなおばあちゃんの話をしたいと思います。 私のおばあちゃんは84歳。昔から料理が上手でお話好き、そして数年前までバリバリ働 […]
大切な人だから おんりーわんのご葬儀を
2025/06/09
2021年6月、セレモニーサポート・オンリーワン協同組合の新たな式場である「とつか葬斎館」がオープンしました。 会館は和モダンなデザインを取り入れ、心安らぐ雰囲気を大切にしております。「桜の間」、「ゆずり葉の間」、「きんもくせいの間」と名付けられた各ホールには、それぞれの植物が持つ深い意味と想いが込められています。 「桜の間」(30~50名向け) ご家族やご親族を中心に、大切な故人様との最後のお別 […]
両親
2025/06/07
老いていく両親の姿を見て感じたこと 久しぶりに実家に帰るたびに、両親の変化に驚かされます。子供の成長は早いと言いますが、親もまたあっという間に老いていくものです。 脳梗塞を経験した父親は、以前よりずいぶんと小さく感じられ、足腰が弱ってしまいました。元気だった頃を知っている私にとっては、他人が見たらただの年老いた男性としか見えないその姿が、どこか寂しく感じます。 介護を支える母親もまた変わりました。 […]