記事一覧 » 事前相談
父との思い出に一言・・慌てないために事前の備え
2025/07/13
顕微鏡と父への思い出 子供の頃、誕生日プレゼントは一大イベントでした。特に小学一年生の時に両親からもらった顕微鏡は、今でも鮮明に覚えています。それは、小学生の好奇心を大いに刺激するもので、赤血球まで観察できる高倍率の顕微鏡でした。当時、学校で持っている子は少なく、自宅に友達を呼んで見せびらかしながら得意になっていた記憶があります。「僕は大きくなったら科学者になるんだ!」と何度も口にし、そのたびに両 […]
エンディングノートの活用をお勧めします
2025/07/05
「終活」とは?生前予約とエンディングノートの大切さ 「終活」という言葉が広く語られるようになり、自分の最期をどう迎えるか考える人が増えています。遺言書の作成、家や不動産の整理、さらには「葬儀の生前予約」を行う方も増加傾向にあります。 冠婚葬祭の中でも、誰もが避けて通れないのが「葬式」です。どのような方にもその人らしいお葬式を行う権利があります。「葬儀は家族だけで行いたい」や、「遺骨は海に撒いてほし […]
葬儀のトラブル
2025/06/13
菩提寺とのトラブルを防ぐために知っておきたいこと ここ数年、菩提寺(お付き合いのあるお寺)とのトラブルについてご相談をいただくケースが増えています。 「連絡をせずに葬儀を済ませたら、納骨を断られた」 「住職から戒名やお葬式のやり直しを言い渡された」 このようなトラブルの多くは、事前の連絡不足が原因となっています。 なぜ菩提寺への連絡が必要なのか? ご家族が亡くなられた際、まず最初に菩提寺へ連絡を入 […]
わたしのおばあちゃん
2025/06/11
おばあちゃんの存在と思い出が教えてくれた「備える大切さ」 セレモニーサポート・オンリーワンの総務兼経理を担当している事務員です。今年で36歳になります。嬉しいような、ちょっと寂しいような気持ちもありますが、今は「年齢より健康第一!」と心に決めて日々過ごしています。 今回は、大好きなおばあちゃんの話をしたいと思います。 私のおばあちゃんは84歳。昔から料理が上手でお話好き、そして数年前までバリバリ働 […]
焼香の順番は?
2025/06/01
家族葬の「焼香の順番」—基本的な考え方とトラブル回避のポイント 「焼香の順番ってどう決めるの?」 家族葬において、焼香の順番はとても大切なポイントです。座席の位置とも関連があるため、事前に考えておかないと、親族間でトラブルが起きる可能性もあります。ここでは、焼香の基本的な考え方やトラブルの回避方法をお伝えします。 焼香の基本的な考え方 焼香の順番は、故人との関わりの深さを基準に決めるのが基本です。 […]
喪服
2025/05/31
「白装束と喪服の由来」—日本の伝統と現代の葬儀文化 仏教(浄土真宗を除く)では、故人は49日間の長い旅に出ると考えられています。その旅路を無事に進むために、故人は白装束を身にまといます。この白装束には、旅の無事を祈る意味が込められています。 昔は、家族が集まり、手作りで白装束を縫っていたとも言われています。故人を大切に想う家族の気持ちが、このような慣習に表れていたのかもしれません。 「白装束と喪服 […]
そろそろ暖かく
2025/05/27
コロナ禍で変わる葬儀のかたち—家族の想いに寄り添う送り方 5月に入り、穏やかな暖かさを感じる季節となりました。 コロナ禍以降、葬儀のかたちも大きく変化しています。 かつての「家族葬」といえば、家族や親族、故人と関わりの深い方々が参列するお葬式というイメージが強かったかもしれません。ところが、現在の家族葬は、血縁の近い家族のみ、数人だけで行うお葬式が主流となりつつあります。 この変化は、コロナ禍での […]
葬儀の価値
2025/05/25
「安さ」よりも大切なこと—後悔のないお葬式を考える 「一円でも安く葬儀をしたい」 こんなご要望をいただくことが、年々増えていると感じます。 確かに今の時代は不景気と物価高の影響が重なり、できるだけ費用を抑えたいというのは当然の流れかもしれません。時代の変化によって、「安い=良い」という風潮が広がっているのも事実です。 しかし、私はこの考えに少し違和感を覚えるのです。 セレモニーサポート・オンリーワ […]
葬儀について
2025/05/21
葬儀の本来の意味と現代における役割 近年、価値観の多様化や高齢者世帯の増加、さらにはコロナ禍の影響もあり、葬儀の形が大きく変わりつつあります。葬儀を「済ませるもの」と考える人が増え、葬儀の本来の意義が見失われているように感じます。 葬儀の持つ5つの大切な意味 ① 亡くなった事実を社会に知らせる 故人が亡くなったことを周囲の人々に知らせる場が「葬儀」です。葬儀を通じて、関係の深かった方々が集まり、社 […]
職権消除の事例
2025/05/17
「住所が消されていた」—生活保護受給者の特例事案から考えること 精神病院に数十年と長期入院していた生活保護受給者の患者様が亡くなった際、住所が抹消されていたことが判明しました。この出来事は、行政手続きを進める上で大きな支障となり、火葬も「市外者扱い」となりました。 なぜ住所が抹消されたのか? 入院当初は両親が身元保証人となり、身元は特定されていましたが、長い入院生活の中で両親が他界。自宅は空き家状 […]