記事一覧 » 家族葬
成年後見制度 後編
2025/07/19
前回に続き、対象になられる方に行う「後見、保佐、補助」などについて掘り下げて説明致します。 法定後見の3つの類型と役割について 法定後見は、「後見」「保佐」「補助」の3つの類型があります。それぞれの類型によって、後見人に与えられる権限や職務の範囲が異なります。 後見・保佐・補助人(以下、後見人等)には、日用品の購入など日常生活に関する行為の権限はありません。さらに、本人に後見人や保佐人がつくと、医 […]
お地蔵さん
2025/07/17
延命地蔵尊とお地蔵さんの秘密にふれるひととき 横須賀市大滝町にある中央葬祭館から徒歩わずか3〜4分の場所に、「どぶ板通り」という異国情緒あふれる商店街があります。ここは日本とアメリカの文化が融合した独特の雰囲気が漂い、まるで異国に迷い込んだような気分を味わえます。 そのどぶ板通りを京急汐入駅方面へ進むと「延命地蔵尊」があります。ここには百体近くのお地蔵さんが祀られている社があり、隣にはライブハウス […]
飲食
2025/07/15
お葬式の食事に込められた想い—「クイワカレ」の意味を今に伝える 古来より、日本には「ハレとケ」の世界観が大切にされてきました。その中でも葬儀は「ケ」の儀式にあたり、食事を振る舞うことには「クイワカレ(食い別れ)」という霊的な意味合いがありました。 現代においては、霊的な考え方よりも「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが重視され、参列者へのおもてなしとして食事が振る舞われるようになっています。 […]
父との思い出に一言・・慌てないために事前の備え
2025/07/13
顕微鏡と父への思い出 子供の頃、誕生日プレゼントは一大イベントでした。特に小学一年生の時に両親からもらった顕微鏡は、今でも鮮明に覚えています。それは、小学生の好奇心を大いに刺激するもので、赤血球まで観察できる高倍率の顕微鏡でした。当時、学校で持っている子は少なく、自宅に友達を呼んで見せびらかしながら得意になっていた記憶があります。「僕は大きくなったら科学者になるんだ!」と何度も口にし、そのたびに両 […]
音楽の力
2025/07/07
お葬式にぴったりの音楽—心に響く名曲たち 音楽には一瞬で記憶を呼び覚まし、場の空気を一つにする力があります。お葬式の世界でも音楽は欠かせない存在です。思い出の曲が流れると、家族の心に寄り添い、故人との絆を強く感じられる瞬間が生まれます。 約10年さまざまな曲を葬儀式場で使用してまいりましたが 特に葬儀にピッタリ合うなというものが何点かございますのでご紹介致します。 「川の流れのように」 作詞 秋元 […]
エンディングノートの活用をお勧めします
2025/07/05
「終活」とは?生前予約とエンディングノートの大切さ 「終活」という言葉が広く語られるようになり、自分の最期をどう迎えるか考える人が増えています。遺言書の作成、家や不動産の整理、さらには「葬儀の生前予約」を行う方も増加傾向にあります。 冠婚葬祭の中でも、誰もが避けて通れないのが「葬式」です。どのような方にもその人らしいお葬式を行う権利があります。「葬儀は家族だけで行いたい」や、「遺骨は海に撒いてほし […]
時代を映す鏡
2025/06/21
今年もあっという間にもうすぐ7月です。 7月といえば、七夕やお盆に加え、昔は、平塚市の七夕祭りに行き、屋台の焼きそばを楽しみにしていたものです。 さて、葬儀業界にも変化の波が訪れています。ここ数年で葬儀の小規模化が急速に進んでいます。実はこの流れは、コロナウイルスが流行する前から始まっていましたが、感染拡大を機にさらに加速しました。 かつての家族葬は、家族や親戚が集まり、ある程度の規模で行うもので […]
遺言書について
2025/06/17
葬儀後の手続きでよくある「遺言書」の種類とポイント 葬儀が終わった後も、相続手続きや遺言書の有無の確認など、対応しなければならない事は多くあります。特に**「遺言書」**は、内容や作成方法によっては相続トラブルの原因となることもあります。 今回は、遺言書の種類や費用について解説します。 遺言書の種類と特徴 ①公正証書遺言 最も確実な方法と言われており、公証役場で公証人が作成する遺言書です。2名以上 […]
葬儀のトラブル
2025/06/13
菩提寺とのトラブルを防ぐために知っておきたいこと ここ数年、菩提寺(お付き合いのあるお寺)とのトラブルについてご相談をいただくケースが増えています。 「連絡をせずに葬儀を済ませたら、納骨を断られた」 「住職から戒名やお葬式のやり直しを言い渡された」 このようなトラブルの多くは、事前の連絡不足が原因となっています。 なぜ菩提寺への連絡が必要なのか? ご家族が亡くなられた際、まず最初に菩提寺へ連絡を入 […]
わたしのおばあちゃん
2025/06/11
おばあちゃんの存在と思い出が教えてくれた「備える大切さ」 セレモニーサポート・オンリーワンの総務兼経理を担当している事務員です。今年で36歳になります。嬉しいような、ちょっと寂しいような気持ちもありますが、今は「年齢より健康第一!」と心に決めて日々過ごしています。 今回は、大好きなおばあちゃんの話をしたいと思います。 私のおばあちゃんは84歳。昔から料理が上手でお話好き、そして数年前までバリバリ働 […]