両親

2025/06/07

老いていく両親の姿を見て感じたこと

久しぶりに実家に帰るたびに、両親の変化に驚かされます。子供の成長は早いと言いますが、親もまたあっという間に老いていくものです。

脳梗塞を経験した父親は、以前よりずいぶんと小さく感じられ、足腰が弱ってしまいました。元気だった頃を知っている私にとっては、他人が見たらただの年老いた男性としか見えないその姿が、どこか寂しく感じます。

介護を支える母親もまた変わりました。父親を支えようと一生懸命な分、体は痩せ細り、以前のような活力が少しずつ薄れていっているのがわかります。

人は皆、老いるのだなと実感します。
私自身も気づけば年齢を重ね、体の変化を感じるようになりました。親の老いを目の当たりにして、改めて「諸行無常」という言葉が頭をよぎります。人は皆、年を重ねていく——それは誰にも止められない自然の流れです。

親子3人の食事

先日、両親を誘って外食に出かけました。どこで食べたいか聞くと、返ってきた答えは「どこでもいいよ」何が食べたいか尋ねても「なんでもいいよ」と。昔は「○○が食べたい」と即答していたのに、今はその情熱も薄れてしまったようです。

じゃあ回転寿司にでも行こうかと思い、3人で寿司店に入りました。好きなものを自由に取れるからちょうど良いだろうと考えたのです。

ところが、両親は回転するお寿司をじっと見ているだけで、なかなか手を伸ばしません。お腹が空いていないのか、食べたいものがないのか、何も言いません。

「じゃあこれでも食べてみてよ」と、私がいくつかのお皿を取って並べてあげました。

その時、ふと両親の方を見ると、私の姿をじっと見つめていました。

おそらく、私が美味しそうにお寿司を食べている様子を見て、嬉しかったのでしょう。
それはまるで、親が小さな子供の成長を喜ぶような優しい目でした。

親は子供が幸せそうにしているのが一番の喜びなのですね。
子供のいない私にはその感覚がよくわかりませんが、親にとっては子供が笑顔でいることが何よりの幸せなのだと気づかされました。

親孝行は、いつだってできるもの。

その日、両親の久しぶりの笑顔を見て、なんだか自分が親孝行をしている気分になりました。大したことはしていません。ただ一緒にお寿司を食べただけ。でも一緒にいる時間が、両親にとってはかけがえのないひとときだったのだと思います。

「また一緒に食事に行こう」
そう心に決めて、次の予定を考えています。

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