仏式・神式
日本に古くから伝わる「神式の葬儀」とは?
日本の葬儀といえば仏式の葬儀を思い浮かべる方が多いでしょうが、実は神式の葬儀の歴史は仏式よりも古いことをご存じでしょうか。神式の葬儀は、古事記や日本書紀といった古典にもその記述が見られるため、日本固有の葬法であることが分かります。仏教が日本に伝わる以前から行われていた神式の葬儀は、現代においても選ばれることが少なくありません。
仏式との違いは?神式独自の作法とは?
神式の葬儀は、仏式とは異なる独自の作法が特徴です。たとえば、仏式では焼香や線香を使いますが、神式では「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」がこれに当たります。玉串とは、榊の枝に白い紙片(紙垂)を結びつけたもので、これを参列者が祭壇に捧げ、故人の冥福を祈る儀式です。
玉串奉奠の後は、二礼二拍手一拝の作法が行われますが、仏式とは大きく異なるポイントが1つあります。それは、拍手の際に音を立てないことです。神社に参拝する際の「パン、パン」と音を立てる拍手とは異なり、静かに両手を合わせるだけで進行されます。これが、神式の葬儀ならではの特徴です。
神式に特有の儀式「手水の儀」
もう一つの特徴的な儀式が「手水の儀(ちょうずのぎ)」です。神社を参拝する際に、手水舎(ちょうずや)で手や口を清めますが、これと同様に、通夜や葬儀の前にも身を清める作法があります。手と口を洗い清めるこの儀式は、「身を清めて神に向き合う」という考えに基づいています。
ただし、最近ではこの「手水の儀」を省略する場合も多く、地域や斎場の考え方によって対応が異なります。
神式の葬儀での服装や持ち物
神式の葬儀に参列する際、気になるのが服装や持ち物です。基本的に、仏式の喪服と同様で問題ありません。黒い礼服やブラックフォーマルを着用すれば大丈夫です。
一方、数珠は仏式の葬儀で用いるものなので、神式の葬儀では持参しません。また、香典の表書きにも注意が必要です。仏式では「御霊前」と書くことが一般的ですが、神式では「御霊前」や「御玉串料」と書きます。神職への謝礼としては、「御祭祀料」または「御礼」と書くのが一般的です。
神式の葬儀をサポートするオンリーワンの対応力
神式の葬儀は、仏式の葬儀とは大きく異なる作法や流れがあるため、不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、横須賀のオンリーワンは、これまでさまざまな形式の葬儀を手がけてきた実績があり、神式の葬儀にも豊富な経験を有しています。故人やご遺族の想いに寄り添い、わかりやすい説明ときめ細やかなサポートを提供しています。
ご不安な点や気になることがあれば、ぜひご相談ください。どのような形式の葬儀でも、経験豊富なスタッフが心を込めて対応いたします。