お葬式後のお話(お片付け編)
2025/10/03
東日本大震災から14年が経ちました。 あの災害からもう14年、まだ14年しか経っていないとも感じます。先日久しぶりに福島の実家へ帰省したのですが、街並みが目まぐるしく変わっていて驚きました。新築の家やきれいになった道路、新しい大型スーパーなど、まるで浦島太郎の気分でした。同乗者を質問攻めにしながら、変化を見回す自分がいました。 しかし、変わらないのが我が実家…。 震災後に荷物をほとんど処分したはず […]
お骨のツボ!?
2025/10/01
鳥取のど田舎から上京し、気付けば地元よりも長く関東での生活が続いています。 葬儀のお仕事に携わる中で、関東と地元の葬儀文化に驚いたことがあります。特に印象的だったのは、骨壷の大きさの違いです。 「骨壷が大きい!」 ずっと関東にお住まいの方にとっては当たり前かもしれませんが、地域によって骨壷のサイズは異なります。首都圏をはじめとする関東では7寸壺が一般的ですが、私の地元・中国地方では5寸や6寸が主流 […]
「三途の川って何時渡るの?」
2025/09/27
三途の川とは、此岸(この世)と彼岸(あの世)を分かつ境界の川。 一般的には、亡くなった方が渡る川といわれています。この川を渡るためには、六文銭という渡し賃が必要とされ、川には案内人として奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)という老夫婦がいると伝えられています。 三途の川を渡るプロセス 奪衣婆が死者の着ている衣服を預かります。 その衣服を懸衣翁に渡し、懸衣翁が衣服を**衣領樹(えりょうじゅ)** […]
納骨堂
2025/09/25
近年増加している納骨堂。選ばれる理由はさまざまです。 「お墓を建てても継承者がいない」「お墓の管理が大変」など、現代のライフスタイルや家族構成に合った供養の形を求める方が増えています。 納骨堂を選ぶメリットとは? 管理を任せられる安心感 納骨堂では、管理や供養を施設側に任せることができるため、ご遺族の負担が軽減されます。 先々の心配がいらない 継承者がいなくても永代供養が可能なため、お遺骨の行く末 […]
お彼岸
2025/09/23
本日は秋分の日ですね。お彼岸でもありますし、「お墓参りに行こうかな」と思っている方も多いのではないでしょうか? お墓参りでは、お墓周りを掃除して手を合わせることで、心を整え、すっきりした気持ちになることができます。普段の忙しさから少し離れて、大切なご先祖様と向き合う時間を持つのも素敵ですね。 今年の夏は本当に厳しい暑さでしたが、**「暑さ寒さも彼岸まで」**というように、少しずつ過ごしやすくなって […]
お十夜(おじゅうや)ってどんな仏事?
2025/09/21
お十夜(じゅうや)とは?浄土宗の特別な法要について解説 お十夜は、浄土宗のお寺で毎年10月や11月に行われる特別な法要です。呼び方は、十夜念仏会、十夜会、十夜念仏、十夜講、十夜法事などさまざまですが、いずれもお念仏「南無阿弥陀仏」を中心とした法要であることに変わりありません。 かつては、旧暦の10月5日夜半(10月6日)から10月15日までの十日十夜にわたって行われる大規模な法要でしたが、現在は1 […]
お彼岸
2025/09/19
お彼岸ってどんな日?何をするの? お彼岸の期間 春のお彼岸は3月、秋のお彼岸は9月にあります。春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間を含む計7日間が「お彼岸」の期間です。中日は国民の祝日にもなっています。 お彼岸にすること お彼岸の大きな目的は**「先祖供養」**です。 仏壇のお掃除 お仏壇があるご家庭では、いつもより念入りに掃除をしてみましょう。仏具の手入れも忘れずに行い、気持ちを込めてお参り […]
お葬式の服装について
2025/09/17
お葬式で喪主が着るべき喪服のマナーは、いざというときのためにぜひ知っておきたいものです。 喪服は本来“喪に服する”近親者のための服装ですが、故人を悼む気持ちを表現するものとして、一般の参列者でも喪服を着るケースが多いようです。ただし、喪主や遺族と一般の参列者とでは喪服のマナーが異なることをご存じでしょうか。 喪服には「正式礼装(正喪服)」「準礼装(準喪服)」「略礼装(略喪服)」という「格」があり、 […]
遺品整理の日
2025/09/15
9月19日は遺品整理の日 ~大切な品を供養する機会に~ 9月19日は 「遺品整理の日」。秋のお彼岸を迎える前に、故人様の品々を整理し、供養することを目的として制定されました。 遺品整理は想像以上に大変な作業 一般的に遺品整理とは、 遺された品々の仕分け、整理、撤去 を指します。しかし、いざ取り掛かろうとすると… 🔹 どこから手をつければいいか分からない🔹 必要な書類と不要なものの分別が難しい🔹 家 […]
【成年後見制度後編】
2025/09/13
近年、高齢化社会の進展に伴い、法定後見制度を利用する方が増えています。 今回は、法定後見の3つの類型である「後見」「保佐」「補助」について、その概要と対象者を中心に掘り下げてご説明いたします。 法定後見制度の概要 法定後見には、後見、保佐、補助の3つの類型があります。これらは、対象者の判断能力に応じて、後見人等が与えられる権限や職務範囲が異なります。 ただし、後見人等には日常生活に関する行為(例: […]

































